映画 HURRY GO ROUND

YUKARY’S STYLEのあべゆかりです。

お仕事で東京の浅草に滞在しています。

浅草は何度も来ていますが

日本の文化が感じられて結構好きな場所のひとつです。

 

さて

以前の記事にも書かせて頂きましたが

私にとって「人生の豊かさ」の中での

「好きなこと」に

「映画を映画館で観る」というのがありまして

ひとりでもあちこちの映画館に行っています。

夫も映画が好きなので

もちろん一緒に観ることも多いですが

好きな映画のジャンルが違うので

二人で映画館に一緒に行って

それぞれが観たい映画を観るということもよくあります。

 

さて

今回ご紹介させて頂きたい映画は

知らない方も多いと思いますので

X JapanにいらっしゃったhideくんのHURRY GO ROUND

北海道では札幌のディノス1か所でのみ公開しています。

 

HURRY GO ROUND

 

メジャーな映画ではないのに

どうして取り上げたいかと言いますと・・・

 

というか

そもそも私自身は林佳樹さん(YOSHIKI)のファンですので

元X Japanの hideくんの映画だから

「きっと林佳樹さん(YOSHIKI)も登場するはず!」という

完全なる「下心」で劇場まで足を運びました(^^;)

ハイ・・・動機はその下心のみでした。

 

私の下心は無事林佳樹さん(YOSHIKI)が登場してくれたので

ちゃんと目的は果たせました。

感謝。

 

映画の構成そのものは

アートや作品というような芸術的な仕上がりを

目的にしていない物だと思いますので

メジャーな映画とは全く別の物です。

「TVでhideくんの特集=追悼番組を観る」という認識で行かれると

良いかもしれません。

 

それなのに

この映画をお勧めしたい理由は

私の専門のひとつでもある「自死」について

何かしらそれぞれで感じて頂ける良い機会なのではないかと

感じたからです。

 

この映画を通じて

それぞれが「自死」について

感じること

考えること

知っていること

が違ってもいいなと思っています。

 

私は自分の専門分野のひとつなので

この映画を通じて

もっと深く

専門的な見解や知識が織り交ぜてあったら

更に良いメッセージ性のある映画

になるのではないかと思いました。

あくまでも

追悼番組というような意味合いであれば

充分だったと思います。

 

実際hideくんに興味関心が無かった私ですが

年齢が同じだと初めて知りまして

誕生日も6日違いと知り

おまけに

私と相性が合う きょうだいのいる第一子長男と知り

単純な私は

hideくんに近しいものを勝手に感じましたし

ここ3日間ずっとhideの曲を聴くようになりましたから(笑)

(ベスト盤を購入しました)

 

ついでに

解説で出ている男優さんが「ゆうま君」という方でしたので

息子と同じ名前で嬉しかったです(笑)

 

私の元で教育を受け

自らが遺族の立場で「自死遺族専門カウンセラー」になった方々は

特に観られると良いと思いますし

大切な方を自死で亡くした経験がある方も

是非お勧めしたいです。

 

専門的な見解は一切含まれていないですが

一人の自死が起こった後

何十年経過しようが

そこには関係者それぞれが感じている

生々しい「自責の念」が浮き彫りになっているのが

私が

この映画で観て欲しい部分です。

 

私も10代で親を自死で亡くしているので

この自責の念には長い間苦しみましたから・・・

セラピーやワークショップなど積極的にケアを受けましたので

今は、自責の念に苦しむことは無くなり

残るのは寂しさや会いたい気持ちに落ち着きました。

 

自死というテーマに興味関心がある方は

是非お近くの劇場に足を運んで頂けたらと思います。

 

死にたい方は

自分が自死で亡くなった後に遺される関係者の気持ちを知れるかもしれませんし

すでに大切な方を自死で亡くされた方は

その痛みが自分だけではないことを知れるかもしれませんし

私のように当事者でもあり

専門家でもある方は

自死で遺された方々のケアが本当にまだまだ

日本では足りていないことに気づいて

貢献したくなるかもしれませんし

 

それぞれの立場で

それぞれの感じ方があっていいと思います。

 

自殺の問題から目を逸らしたり

辛いから触れないというのではなく

是非

この機会に

それぞれで色々感じることを感じて

考えてみてもらえたら専門家としても当事者としても嬉しいです。

 

この映画に感謝し

hideくんのファンの皆様に敬意と

天国のhideくんにも挨拶したい

YUKARY’S STYLEあべゆかりでした!